モータライズ・プローブヘッド PH10M/PH10MQ
商品バリエーション
主な特長
-
先端に取りつけたプローブ姿勢を自動制御することができるプローブヘッドです。(姿勢変更は、手動時は付属のコントロールボックスか、ソフトウェア上で角度を指示することによって行い、その姿勢を記憶させておけば、その姿勢を呼び出すだけで、自動的に姿勢変更が行われます。)
-
多面体の測定を姿勢変更ができないプローブで行う場合には、十字スタイラスのように複数のスタイラスを取りつけて、測定物上面は下向きのスタイラスで、側面は横向きのスタイラスで測定することになりますが、測定物が複雑になると、他のスタイラスが干渉して目標位置へのプロービングができなくなる場合が少なくありません。また、指定角度でスタイラスを取りつけたい場合なども姿勢変更ができないと、かなり面倒な作業となってしまいます。更に、姿勢自動変更はスタイラス自動交換よりも圧倒的に短時間での測定が可能となり、三次元測定機による測定のトータル工数の大幅な効率化が可能になります。
-
PH10M/PH10MQは、最大720方向への姿勢変更ができますので、1本のスタイラスで720本のスタイラスを付けているのと同じ仕事ができることになります。また、同一姿勢への再現性が2σ≦0.5μmと高いため、繰り返し同一姿勢を呼び出して測定をするような場合でも、再キャリブレーションを行う必要がありません。
-
先端には、タッチトリガープローブだけでなく、スキャニングプローブ、画像プローブ、レーザプローブ、ねじ有効深さ測定プローブなどの様々なプローブを搭載することができます。 また、それらのプローブはプローブチェンジャー(オプション)による自動交換も可能ですので、非常に幅広い測定対象において全自動測定を実行することができます。 *プローブ自動交換においては、未対応のプローブもありますので、ご注意ください。
仕様
符号 | PH10M | PH10MQ |
---|---|---|
姿勢方向 水平方向(°) |
±180 (7.5°ピッチ 48ポジション) |
±180 (7.5°ピッチ 48ポジション) |
姿勢方向 垂直方向(°) |
0~105 (7.5°ピッチ 15ポジション) |
0~105 (7.5°ピッチ 15ポジション) |
繰返し位置決め精度(µm) |
2σ≦0.4(PAA1+TP20+L10 mmスタイラス装着時) |
2σ≦0.4(PAA1+TP20+L10 mmスタイラス装着時) |
耐久性(万回) |
100 |
100 |
その他 |
エクステンション:PEM1,PEM2,PEM3,PAA1,PAA2,PAA3 対応機種:CNC三次元測定機 |
エクステンション:PEM1,PEM2,PEM3,PAA1,PAA2,PAA3 対応機種:CNC三次元測定機 |
ご注意事項
エクステンションの複数連結使用はできません。ただし、PAA+PECF1、PAA1+PECF2、PAA1+PECF3の使用は可能です。
SuefaceMeasure/QVPについては、エクステンションの使用はできません。
各種ダウンロード

三次元測定機用プローブ
よくあるご質問
ご購入方法に関するお問合せ
ミツトヨ商品のご購入につきましては、お取引きのある商社様または最寄りの弊社営業所までお問い合わせください。なお、商社様の紹介をご希望の場合も、弊社営業所や海外拠点へご連絡ください。
商品に関するお問合せ/FAQ
商品全般に関するご案内
当社商品は製造現場での使用を前提とした、工業用商品として設計、製造、販売されています。