ナノ粒子から建造物まで、
「測る」は世界中の
あらゆる製造シーンで必要不可欠な技術。
ミツトヨは、業界で最も多い5,500種類以上を有する
精密測定機器の総合メーカーであり、
精密測定業界におけるリーディングカンパニーです。
私たちは、精密測定に関する課題を解決し、
精密測定技術の練磨・革新を続けることで、
お客様の事業発展や世界の産業・技術の進展に
貢献することを最大のミッションとしています。
そのために、創業時から一貫して
お客様の「測る」、
そして「測る」の先を創り出すソリューションの提供に挑み
続けてきました。
たとえば、最適な検査環境の開発や自社技術を応用した現場
の工程改善、測定データの活用による
“止まらない工場”の
実現……。
「測る」は、製造の根幹に携わる存在です。
だからこそ可能性は無限であり、
私たちの挑戦はこれからも
続いていきます。
あらゆる製品の長さを正確に測る
マイクロメータ・ノギス
ものの形状や表面の粗さ等を測る
輪郭形状測定機・表面粗さ測定機
複雑な立体物の座標値を
検出する三次元測定機
顕微鏡など光学特性を利用した光学機器
非接触で効率的に画像解析する画像測定機
硬さ・加速度・震度など各種状態を
測る試験・計測機器
1940年操業開始、歴史ある生産と開発の拠点
ノギス、三次元測定機、リニヤスケール、
測定工具の電装モジュールの生産拠点
光学機器、形状測定機、硬さ試験機、
マイクロメータの生産、精密鋳造品素材の生産拠点
ダイヤルゲージ類の生産拠点
マイクロメータヘッド類の生産拠点
ゲージブロックなど基準器の生産拠点
早くから世界市場を舞台に事業を発展させてきたミツトヨ。
現在では世界30ヵ国・地域に拠点をもち、
80数ヵ国の代理店ネットワークを展開しています。
ミツトヨは、日系企業の中では極めて早い段階から北米市場に注目していました。
1963年、アメリカの現地法人「MTI Corporation」をニューヨークに設立し、
翌年には西ドイツ(当時)にミツトヨ製品を上陸させます。
ヨーロッパで独自の市場調査を重ね、
1968年に欧州での販売会社をデュッセルドルフに設立。
2020年現在、代理店なども含め、北米・中南米は27ヵ所、
ヨーロッパは38ヵ所に営業・サービス拠点を持っています。
アジアへの足がかりは1978年、シンガポールに「MAP(Mitutoyo Asia Pacific Pte.Ltd)」を設立したのが始まりです。
1987年に台湾三豊、1994年には韓国にサービス拠点、
1998年は中国に生産工場を設立。
欧米に続きアジアにおいても着々と地域の信頼を得て、
2020年現在は50ヵ所の拠点で、お客様へ細やかなサービスを提供しています。
このように、ミツトヨは早い段階からグローバルな連携体制を確立してきました。それぞれの地域・文化に根ざしたソリューションを速やかに提案できるよう、地域に根差した経営の強化にも力を入れています。
ミツトヨは1934年、創業者 沼田惠範が東京・蒲田で始めた小さな研究所からスタートし、
現在はグローバルカンパニーへと成長しました。
規模が変わっても決して揺らがないのは、「事業を通じて世の中の平和と人々の幸福に貢献したい」という志。
世紀を超えて志を貫く、ミツトヨのあゆみをご紹介します。
1934
三豊製作所の誕生〜マイクロメータの国産化を目指して
1934年、当時ほぼ100%を輸入に頼っていたマイクロメータを、創業者の沼田惠範が国産化に向けて取り組みを始めました。これが、ミツトヨの第一歩です。
1936年、社名を「三豊製作所」へ変更。同年、ようやく最初の量産ロット100個を完成させましたが、完全無欠の17個だけを残し、他は工場敷地に埋めてしまいます。
これは「検査を甘くして品質・性能に妥協はしない」という決意の表れであり、従業員全員の心を引き締めるものでした。
1954
世界への進出〜輸出開始と海外法人設立
創業当初から世界を目指していた三豊は、1954年にアメリカで開かれた第1回国際計量器会議と展示会に、沼田惠範が日本代表として参加。精密測定機器の世界的な動向や自社の位置づけを確認する機会となりました。
この経験を足がかりとして、1963年には初の海外拠点をアメリカに、1968年にはドイツに販売会社を設立。以来、南米、ヨーロッパやアジアなど、世界各国にネットワークを拡大していきました。
1987
三豊からミツトヨへ〜デジタル化で業界をリード
1970年代後半より世界の測定機器業界では測定工具のデジタル化が進み、小型・低コストでのデジタル化に向けて熾烈な技術競争が繰り広げられていました。
そんな中ミツトヨは1978年、デジタル測定工具「デジマチックシリーズ」を発売。国内外の市場を席巻するヒット商品になり、ラインアップ強化や改良を重ねながら、デジタル化で業界をリードしていきます。
1987年には「株式会社ミツトヨ」と社名を改め、21世紀に向け新たな一歩を踏み出しました。
2020
新たな地平へ〜製造現場を支えるソリューション企業として
I o Tをはじめとする先端科学技術が登場し産業が高度化し、「測定」に求められるものも刻々と変化する現在。ミツトヨは、変化への対応はもちろん、「まだ形のないニーズを汲み取り、お客様が想像もしなかったようなソリューションを提案する」ことに力を注いでいます。
測定機器メーカー以上の、すべての製造現場を支える信頼のパートナーとして、ミツトヨは常に新しい提案を続けていきます。
「測る」の先にある、
新しい価値の提案へ
ミツトヨは1934年の創業以来、製造の根幹を支える「測る」を突き詰め、
お客様の精密測定に関する課題解決や、精密測定技術の革新を続けてきました。
ミツトヨ製品を数多くの現場でご愛用いただけていること、
世界中のお客様からご評価いただけていること。その事実は、私たちにとって無上の喜びです。
これからのミツトヨは、変わらず「測る」に向き合い続けるとともに、
お客様の期待を超える存在になりたい。そう考えます。
「こんな問題までミツトヨに相談できるとは思ってもみなかった」
──お客様にそんな驚きと感動を提供していきたいのです。
たとえば、測定データの解析・管理によるスマートファクトリー実現へのアシスト、
マシンとの連携装置の共同開発、I o Tにおける製造へのデータ活用ソフトウェア提案……。
これからのミツトヨは、自ら新しい変化を生み出し、お客様へ次の価値を提案していきます。
新しいミツトヨに、どうぞご期待ください。