小型・高精度スキャニングプローブ SP25M
主な特長
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SP25Mは外径ø25mmの小型高精度スキャニングプローブです。スキャニング測定(測定物に接触した状態で移動しながら、大量の座標値を収集する測定方法)の他、高精度ポイント測定や、求心ポイント測定によるデータ収集も可能なCNC三次元測定機用の多機能プローブです。
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スキャニング測定には、未知形状を自動追尾しながらスキャニングする方法(未知形状スキャニング)と軌跡を事前に与えてスキャニングさせる方法(既知形状スキャニング)とがあります。既知形状スキャニングでは、最大120mm/sでの高速スキャニングが可能です。従来、線や円などの幾何形状要素測定は、ポイント測定で評価することが普通でしたが、超精密加工における平面度や真円度評価については、より多くの測定点で評価することが、測定結果の信頼性を向上させることになります。しかし、これをタッチトリガープローブで1点1点測定するとなると、非常に時間がかかります。SP25Mであれば、例えばø100mmの内径を1000点測定する場合でも数秒で測定が完了します。必要とする測定精度に応じて、スキャニング速度を変え、より効率的に測定をすすめることができます。
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SP25MはPH10M/PH10MQなどの姿勢を自動変更できるプローブヘッドに装着することができますので、下向き固定タイプのスキャニングプローブと比較すると、圧倒的に測定準備時間および測定時間が短縮できます。また、プローブチェンジシステムによる他プローブとのコラボレーションにより、様々な形状部品測定の全自動化も可能となります。
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オートスタイラスチェンジシステムを用意しています。
仕様
符号 | SP25M |
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測定範囲 |
±0.5 mm |
オーバートラベル量(mm) |
XY:±2, Z:+1.7/-1.2 |
測定子取付ネジ |
M3ネジ |
最大許容球面スキャニング形状誤差 |
三次元測定機本体による |
その他 |
スプリングレート:0.2~0.6 N/mm |
ご注意事項
スタイラスの長さや重量が増すと精度悪化する場合があります。
外観寸法図

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三次元測定機用プローブ
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