愛知県名古屋市 株式会社YMD様最適部品を調達し、最良品質を保証する、その秘訣とは?

お客様の声 高さ測定機三次元測定機測定顕微鏡

導入機種:高精度高さ測定機「リニヤハイトLH-600FG」、ショップフロア型CNC三次元測定機「MiSTAR 555」、測定顕微鏡 MFシリーズ 3軸 Z軸モータドライブ「MF-J4020D」等

株式会社YMD様

株式会社YMD様(以下、YMD)は、自動車メーカーを主要取引先として、治工具・金型などの部品製造や、専用機の製造・販売を行っています。また、全国に広がる協力会社から調達した部品を販売する商社としての一面も持っています。オーダーメイド品の受注が大半を占める同社が、短納期・高品質で製品を提供するために取り組んでいる検査体制の強化事例をご紹介します。

本事例のポイント

  • 原則全数検査をする。その真意とは?
  • 検査設備増強は、販路拡大の施策
  • 「測れる設備を増やし、測れる人を増やし、測れないものをなくす」

導入前の課題

短納期・高品質での製品提供を強みとするYMDでは、協力会社から合格品として納品された製品を含め、社内で原則全数受入検査を実施しています。また、スピーディーな検査を実現させるために、検査担当だけでなく営業担当も寸法などの基本的な検査に対応できるようにしています。

YMDでは、中期的な計画である「東海地方以外への販路拡大」を実現させるために、検査体制のさらなる強化が不可欠だと考えていました。その中で課題に上がったのが、検査担当や営業担当が必要な時に必要な測定機を使えるように、測定機の数や種類をより充実させることを決断されました。そして、2023年10月に増築された社屋に、大規模な検査室も新設されました。

株式会社YMD 代表取締役 北村 泰三 様

株式会社YMD 代表取締役 北村 泰三 様

解決策と成果

新社屋の立ち上げに伴い、「使いやすさ」「モニター画面などの見やすさ」を評価いただき、ミツトヨの高精度高さ測定機リニヤハイトシリーズの新型「LH-600FG」をはじめ、CNC三次元測定機「MiSTAR 555」・「CRYSTA-ApexV7106」、測定顕微鏡「MF-J4020D」、表面粗さ測定機「FTA-S4S3000」、輪郭形状測定機「FTA-S4C3000」、真円度測定機「RA-2200AS」を導入されました。YMDの検査体制を長年支えてきた仲保主査は、「今回の測定機の増設によってさらに測れるものが増えて、『測れないものをなくす』という目標の実現に着実に近づいたことを実感しています」と話します。

また、検査体制強化の次なる一手として、2024年には4~5名の社員採用を実施。新入社員には3ヶ月間の検査実習で、リニヤハイトや測定顕微鏡などの主要な測定機が使えるように教育を行っています。設備面・人員面ともに強化を進め、盤石な検査体制を築いています。

高精度高さ測定機「リニヤハイトLH-600FG」

高精度高さ測定機「リニヤハイトLH-600FG」

お客様プロフィール

株式会社YMD様

YMDは、自動車メーカーを中心に、オーダーメイド部品や専用機の製造販売・調達販売を行っています。国内外100社以上の協力会社とのネットワークと、ISO9001に準拠した検査体制で、「最適調達」「最良品質」を実現。品質・納期ともに柔軟に対応し、お客様の理想のものづくりを支えています。

株式会社YMD様
所在地 愛知県名古屋市名東区本郷1-152
設立 1964年7月
事業内容 治工具・超硬治具・金型部品・コレットチャック製作など
URL https://www.e-ymd.com/