長崎県島原市 株式会社公精プラント様工数減80%超えを実現した自動生産ライン構築!その背景には・・。
導入機種:ショップフロア型CNC三次元測定機「MiSTAR 555」

株式会社公精プラント様(以下、公精プラント)は複合旋盤を使って各種産業装置向けの高精度部品を製造しており、特に半導体製造装置メーカーから高い評価を受けています。今回は、同社が受注拡大に応えるため取り組んだ、加工後の全数測定を実現した、自動化事例をご紹介します。
本事例のポイント
- 受注拡大と人手不足に対応するため、自動生産ラインの構築に着手
- 全数検査による品質保証を徹底しており、インラインでの測定自動化が課題に
- ミツトヨのCNC三次元測定機を組み込んだ自動生産ラインを構築し、生産性向上と大幅な省人化を実現
導入前の課題
公精プラントは、創業以来、複合旋盤加工に特化したメーカーです。その中でも高品質を強みに半導体製造装置向けの部品に関しては、20年以上製造されてきました。昨今の半導体需要増に伴い生産能力の増強を検討されていた同社、坂本社長は、「ますます厳しくなっていく人材確保を見越して自動生産ラインを構築することにした」と語ります。同社は「99点は0点」という言葉を掲げ、高品質を追求する姿勢から全数検査による品質保証を徹底しており、加工から測定までを自動化したいと考えましたが、生産現場における測定精度の維持や周辺機器とのスムーズな連携が課題となりました。

代表取締役社長 坂本 充宣 様
解決策と成果
そこでご導入いただいたのが、ミツトヨのショップフロア型CNC三次元測定機「MiSTAR 555」です。同機を生産ラインに組み込むことで部材投入・加工・測定・完成品ストックまでを行える自動生産ラインが実現し、より多くの製品を安定した品質で生産できるようになりました。現在、公精プラントの第二工場では3つの自動生産ラインが稼働していますが、従来に比べて1/6の作業工数で生産でき、大幅な省人化を実現できたといいます。

3つの自動生産ラインが稼働している第二工場
お客様の声詳細版
全数測定を実現する自動生産ラインを構成する重要な要素として、公精プラントの生産能力増強に貢献したCNC三次元測定機「MiSTAR 555」。同機はどのようにして、自動生産ラインに求められる生産現場での測定精度の維持や周辺機器とのスムーズな連携を実現したのでしょうか。その理由は、詳細版をダウンロードしてご覧ください。
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お客様プロフィール
株式会社公精プラント様
公精プラントは、長崎県島原市にて、現会長の坂本公生様が1980年に創業しました。以来、半導体・液晶関連の製造装置を始め、各種産業用機械の部品を、高品質・高精度で製造しています。長年にわたって蓄積した技術とノウハウによって、顧客からの絶大な信頼を得ています。

所在地 | 長崎県島原市有明町大三東戊2757 |
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設立 | 1980年3月 |
事業内容 | 精密部品加工 |
URL | https://www.koseiplant.com/ |
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