ISO規格に沿ったギアの硬さ試験の効率化を実現

解決提案 マイクロビッカース・ビッカース硬さ試験機
ビッカース硬さ試験機HM-220Dの導入により、ギアの硬化層、窒化層深さ測定の効率化が図れ、硬さ分布の測定および見える化も実現します。
  • 従来の課題

    • 試験パターンの配置に時間を要していた
  • ミツトヨの解決提案

    • HM-220Dシステムにより、硬化層深さ測定の効率化を図るとともに、微小なくぼみ付けによる薄膜評価を実現
  • 期待される効果

    • 効率的な試験の実施と硬さ分布の見える化

試験条件設定、試験パターンの配置が簡単。硬さ分布も見える化

背景

ギアの硬化層深さ測定は、ISO18203 「硬化層深さの測定方法」で規定されており、浸炭硬化層深さ(CHD)、表面硬化層深さ(SHD)、窒化層深さ(NHD)を測定します。このISO規格に沿うために測定準備には相当な時間を要します。

従来の測定方法の課題

試験パターンの配置など、準備に時間を要し、効率化を希望していました。

解決策

HM-220Dシステムの導入により、ギヤ全体の硬さ分布を得るパートプログラムの作成や、規格に沿った試験条件の設定、試験パターンの配置をウィザード形式で簡単にできるようになります。

効果

  1. 1.規格選択、試験条件設定、試験パターン選択と配置が簡単になり、測定効率が上がります。
  2. 2.スティッチング機能、オートトレース機能により、試験結果から見えていなかった硬さ分布図をグラフィカルに表示できます。
  3. 3.自動読み取りによる試験の平準化が可能になります。

お問合せ

掲載記事に関するご質問や関連する商品・ソリューションの導入のご相談などがございましたら、以下よりお気軽にお問い合わせください。

その他の解決提案・アプリケーション

てこ式ダイヤルゲージ(テストインジケータ)の測定誤差要因を排除

てこ式のダイヤルゲージから直動式のレバー測定子形ID(デジマチックインジケータ)に変更して誤差要因を排除する。

レバー測定子形ID(デジマチックインジケータ)での自由な測定姿勢と測定子の角度誤差の排除を両立

330度の表示部回転機能を実装し、どのような姿勢でも測定可能。また、アナログ式のてこ式ダイヤルゲージ特有の測定子の角度誤差を排除し、測定子の角度を気にせずセッティング可能になりました。

インライン対応CNC三次元測定機で、生産現場の高効率測定を実現!

製造現場に対応したCNC三次元測定機を導入することで、ゲージによる手動測定から脱却できます。

ベアリングの寸法測定の平準化、効率化を実現

アナログ方式の測定をFTA-C4000により自動化し、測定レベルの平準化を実現。2台必要だった外径・内径測定が1台ででき、測定値のデジタル管理も可能になります。

プレス加工品の寸法測定を誰でも素早く高精度に!

MFシリーズと画像ユニットにより、非接触での高精度な形状測定が誰でも簡単にできる。

測定不良を無くし、モーターコアに組み付けられたヘアピンの安定した測定を実現

測定物の光沢による測定不良がなくなり、安定した高精度測定を実現。