2019年度グッドデザイン賞受賞のお知らせ

受賞・メディア掲載
2019年10月02日

株式会社ミツトヨの「表面粗さ / 輪郭形状測定機 FORMTRACER Avantシリーズ」「CNC三次元測定機 MiSTAR 555」が、このたび2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞しました。
これにより当社グッドデザイン賞受賞商品は、1988年の初受賞から通算53点になります。

2019年度グッドデザイン賞受賞商品 FORMTRACER Avant/MiSTAR 555

受賞商品の概要・グッドデザイン賞 審査委員の評価〈公開コメント〉

表面粗さ / 輪郭形状測定機 FORMTRACER Avantシリーズ

ワーク表面の微細な凹凸度合いから「外観品質/肌触り/摩擦力」等を数値化して評価する表面粗さ測定と、ワーク形状の「外形寸法/設計値との形状のずれ」等を評価する輪郭形状測定が可能な表面粗さ/輪郭形状測定機システム。 各専用検出器は、「電源ON状態/工具不要でワンタッチ交換可能」「安全性を高めるリスク回避機能搭載」等、機能性&信頼性を大幅に向上。システムとしても統一感あるデザインを実現した。

〈審査委員の評価コメント〉
「粗さ測定」と「輪郭測定」の検出器を電源ONのまま工具不要でワンタッチ交換でき、検出器自動認識機能により切替操作も不要であるなど、従来に比べ操作性が大きく向上している。 企業カラーであるオレンジを取り入れた配色構成、新規性のある造形処理など、今後他製品にも展開されるブランドイメージが意匠として可視化されており、機能、デザインとも大きく刷新された点を評価した。

CNC三次元測定機 MiSTAR 555

環境の厳しい生産エリアでも高速・高精度測定が可能なショップフロア型CNC三次元測定機。対象構造や均一材質の採用等による温度変化に強い構造体や、新規開発したスケールの採用等により、「環境温度10℃〜40℃で精度保証」「汚れ等への高い耐性」「従来比約70%の設置面積」「エア源不要で100V電源のみの容易な設置」を実現している。

〈審査委員の評価コメント〉
フレームを通常の門型でなく片持ちとする構造設計により、作業者が3方向から容易にワーク設置と測定作業が行える、開放的なデザインがなされている。 高精度リニアガイドの採用によりエア源を不要とし、100V電源のみで設置可能とするなどの技術的アプローチで、環境の整った測定室ではなく製造ラインサイドで加工後すぐに高速、高精度で測定できる三次元測定機を実現したことを、高く評価した。

グッドデザイン賞(Gマーク)とは

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、
日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨活動です。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、
グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。

Gマークロゴ
このニュースの内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がございますのでご了承ください。 ニュース一覧