2002.10.23
耐環境性能を大幅に向上させたマニュアル式三次元測定機
"Crysta-Plus Mシリーズ"を発売



マニュアル式三次元測定機”Crysta-Plus Mシリーズ”

 

 株式会社ミツトヨは、マニュアル式では業界初となる温度補正機能を搭載でき、ジャバラ装着で防塵性にも配慮した現場指向の新型マニュアル式三次元測定機"Crysta-Plus M 500/700シリーズ"を新たに開発し、2003年1月21日より販売を開始します。また、10月28日より東京ビッグサイトにて開催される「第21回日本国際工作機械見本市JIMTOF2002」(ミツトヨ・ブース 西1ホール1階 小間No.W1042)に出品します。

 三次元測定機は、あらゆる製造業において部品や製品の品質を支える精密測定の主流として不可欠なものとなっています。一方で、競争力アップを目的とした更なる生産性の向上は顧客の共通課題となっており、「品質は現場で作り込む」との考えから、現場で必要な時に手軽に使用できる高精度な三次元測定機の実現を求める声が高まっていました。現在の三次元測定機では、CNC(自動測定)機が約70%を占めていますが、ノギスのような測定工具的な使い方から複雑な寸法測定までを幅広くこなせるマニュアル(手動測定)式の需要も根強く残っており、累計で33,000台を超える三次元測定機を出荷した実績を背景に、多くの顧客ニーズを取り入れた新型マニュアル式三次元測定機"Crysta-Plus M 500/700シリーズ"を新たに開発しました。ミツトヨでは、マニュアル式三次元測定機として他社が追従できない豊富な機能を搭載した今回の新機種で、市場でのリードをさらに確固たるものにして行きます。
 "Crysta-Plus M 500/700シリーズ"は、現場で使用されることを前提に開発されており、必ずしも一定の温度環境を保てない現場への設置を考慮し、16℃〜26℃という幅広い温度帯で精度保証する温度補正機能をマニュアル式三次元測定機として業界で初めて搭載したほか、これも業界初となるガイド部へのジャバラ装着で防塵性にも配慮しています。また、従来のマニュアル式ユーザの約50%が芯出し顕微鏡を装着していることにも着目し、XY軸の微動装置を一箇所に集中配置することで操作性を大幅に向上させています。さらに、ワークの視認性を高めるためZ軸先端に照明装置をオプション装着できるなど、細かな点にも顧客ニーズを反映させています。合わせて精度面での向上も図り価格性能比を大幅に向上させているとともに、導入後のレトロフィットによるCNC化にも対応し、従来機とは一線を画した全く新しいマニュアル式三次元測定機です。

[価格と販売見込]

標準価格(標準構成の場合): 520万円〜
初年度販売台数見込: 300台

[主な特長]

(1) マニュアル式として初めて温度補正機能を搭載
◇16℃〜26℃の幅広い温度帯で精度を保証する「温度補正機能」を搭載可能。 X,Y軸のガイド部にはジャバラを装着し防塵性にも配慮。(いずれもマニュアル式としては業界で初めての搭載)

(2) 将来のCNC化も可能
◇マニュアル式として導入後、リーズナブルな価格でレトロフィットによるCNC化が可能。

(3) 使いやすさを徹底的に追及した新設計
◇X,Y軸の微動装置を一箇所に集中配置し片手で2軸の微動操作が可能。
◇ワークの視認性を高めるためZ軸先端に照明装置をオプション装着可能。

(4) 更なる高精度化の達成
◇従来機比で約12%の高精度化を達成。
◇衝撃緩衝装置(コンスタントグリップ)によって個人誤差を排除。

[主な仕様]

測定範囲(X×Y×Z):500×400×400mm(504)〜700×1000×600mm(710)の4タイプ
・最小表示量:0.5μm 
・精度(指示誤差E):3.5+4.5L/1000μm(500シリーズ)、4.5+4.5L/1000μm(700シリーズ)
(Lは測定長さmm)
・精度(プロービング誤差R):4μm(500シリーズ)、5μm(700シリーズ)
・精度保証温度環境(標準タイプ):19〜21℃
・精度保証温度環境(温度補正機能タイプ):16〜26℃
・最大ワーク質量:180kg(504,507)、500kg(707)、800kg(710)

[お客様からの問合せ先]

株式会社ミツトヨ 機器営業グループ 座標計測機担当 電話(044)822-1429 ファクス(044)822-4136


注)2002年12月 商品名をBH-Neo(仮称)からCrysta-Plus Mに変更しました。


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