2002.2.15
日本で初めてJCSSに基づく測定工具校正の認定を取得しQS-9000対応の校正サービスを大幅に充実

 株式会社ミツトヨのテクノサービス事業本部宇都宮キャリブレーションセンタ(栃木県宇都宮市下栗町2200-1)は、2月4日、計量法トレーサビリティ制度(JCSS)<※1>の認定機関である独立行政法人 製品評価技術基盤機構から、マイクロメータ、ノギスなどの一般測定機器におけるISO/IEC 17025<※2>適合の校正機関として日本で初めての認定を取得しました。

 日本の計量法トレーサビリティ制度では、当初長さの認定対象品目は国家標準として重要なレーザ波長、ブロックゲージ、標準尺の3品目のみであり、米国自動車業界の品質システム要求事項QS-9000<※3>認証登録企業からの一般測定機器の校正要望には応えることが出来ませんでした。そのため、既に端度器(ブロックゲージ、マイクロメータ基準棒、段差ゲージ)の認定を取得している宇都宮キャリブレーションセンタでは、2001年4月1日からの計量法改正で一般測定機器まで認定対象が拡大したのを受けて、いち早く拡大品目の測定工具を受審し、計量法改正後の長さ分野における拡大認定で最初の認定事業者となりました。
 このほか川崎キャリブレーションセンタ(神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1)は、QS-9000対応のために2001年1月24日、欧州の認定機関であるオランダ認定協会RvA NKOからISO/IEC 17025適合の校正機関として既に認定を取得し測定工具の校正を行っており、今回の宇都宮キャリブレーションセンタの認定範囲拡大により QS-9000の認証登録企業に対する校正サービスがより一層充実されます。
 ミツトヨでは、つくばキャリブレーションセンタ(茨城県つくば市上横場430-1)、宮崎工場(宮崎県宮崎郡田野町甲10652-1)、清原工場(栃木県宇都宮市清原工業団地24)が既にレーザ波長、ブロックゲージ、標準尺のJCSS認定事業者として校正業務を行っており、さらに広島キャリブレーションセンタ(広島県呉市古新開6-8-20)も測定工具校正の認定取得を進めています(2001年12月末受審済み)。また、三次元測定機、投影機等の測定機器についても本年中の認定取得を計画しており、総合的な認定校正機関としてサービスを提供していく予定です。

[宇都宮キャリブレーションセンタで新たに認定された品目]

・ マイクロメータ 500mm以下
・ ノギス 1000mm以下
・ ハイトゲージ 1000mm以下
・ デプスゲージ 1000mm以下
・ ダイヤルゲージ校正器 25mm以下
・ ダイヤルゲージ 50mm以下
・ てこ式ダイヤルゲージ 1.6mm以下
(長さは測定範囲を表します)

[お客様からの問合せ先]

株式会社ミツトヨ テクノサービス事業本部 サービス企画室 TEL028-660-6280 FAX028-660-6257



※ 1  計量法トレーサビリティ制度(JCSS)

Japan Calibration Service System(略してJCSS)。1993年11月1日計量法の改正によるトレーサビリティ制度。国家標準につながるトレーサビリティ体系と校正事業を行う認定事業者の認定について定めた制度。

※ 2  ISO/IEC 17025

校正機関及び試験所に対する品質システムと技術能力についての要求事項。国際的な認定を受ける際にはISO/IEC Guide25に適合することが要求される。1999年12月にGuideから新たに規格化されISO/IEC 17025が発行された。

※ 3  QS-9000

米国BIG3(ダイムラークライスラー、フォード、GM)及びトラック業界5社の自動車部品・材料供給者に対する品質システムの要求基準。国際規格ISO9000を基に自動車業界特有の要求事項を追加。米国BIG3、トラック業界ではQS-9000の認証登録が自動車部品メーカとの取り引き条件となっているため国内でもQS-9000の認証登録企業が増えている。



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