効率のよい刃先交換チップの外観検査や外観寸法測定

解決提案 投影機
刃先交換チップの欠けや傷の検査を現場で、高精度に効率よく観察や測定ができます。
  • 従来の課題

    • 投影機を使用して外観・寸法を観察、測定していたが、位置合わせや調整に時間がかかり非効率だった
  • ミツトヨの解決提案

    • 投影機PJ-H30の機能と二次元データ処理装置QM-DATA200を組合わせることにより、測定の効率化が図れます。
  • 期待される効果

    • 短時間で効率よく外観・寸法の観察、測定がおこなえます
    • 測定者による誤差が低減され、高精度の測定が簡単にできるようになります

スムーズなステージ切り替えと、平行だし作業なしの測定が可能になる

背景

刃先交換チップは、製造現場や検査室で品質チェックのため、欠けや傷が無いか外観を観察し、数か所の寸法値もあわせて測定する必要があります。大量に計測するため、短時間で効率のよい、高精度測定が求められています。

従来の測定方法の課題

従来の投影機は、操作工程に手間がかかり、測定効率が良くありませんでした。寸法測定の際は手動で平行だし作業をおこなうため、測定者により誤差が生じていました。

解決策

PJ-H30のクイックリリース機構により、ステージの粗動・微動を素早く切り替え、ターレット装備でレンズ倍率を素早く変更できます。さらに、QM-DATA200を用いることで平行だし作業なしの距離・角度の測定が可能になり、データの手書き作業もなくします。

効果

  1. 1.レンズ倍率を素早く切り替え、全体と細部の観察や確認を素早くおこなえます。
  2. 2.ステージの粗動・微動切り替えがスムーズになり、測定効率が向上します。
  3. 3.平行だし作業不要のため、測定者による誤差を低減します。
  4. 4.データの手書き作業が不要になり、測定値のUSB保存が可能です。

お問合せ

掲載記事に関するご質問や関連する商品・ソリューションの導入のご相談などがございましたら、以下よりお気軽にお問い合わせください。

その他の解決提案・アプリケーション

MeasurLinkによる傾向管理の自動化

デジタル化と自動記録により手書きをなくし、MeasurLinkによりリアルタイムにグラフ化が可能に。

工作機械パーツの平面度測定結果をパソコンへ無線で取込み

デジタル化と無線通信による自動記録により手書きをなくす

大型モーターシャフト等の真円度測定結果の手書き記録を無くす

大型モータ等のシャフトの真円度測定 デジタル化と自動記録により手書きを無くす。測定結果をExcelへ直接入力。

三次元測定機用測定プログラムの測定結果のばらつきを解消

測定プログラム作成者によって測定結果にばらつきが出る 測定スキルの技術継承ができていない 自動測定プログラム生成ソフトウェアの導入と自社の測定ノウハウ・ルールを共有化し、作業者ごとの個人差を解消 測定したい全要素を最短・最速で測定するプログラムを自動生成

三次元測定機用測定プログラムの自動生成により、検査リードタイムの大幅削減を実現

検査部品の増加により、測定プログラム作成に時間がかかる 測定プログラム作成で三次元測定機を占有し、測定時間を確保できない 自動測定プログラム生成ソフトウェアの導入によりCADモデルの完成と同時に最適な測定プログラムをオフラインで生成 検査工数を削減し、製品製造サイクルの大幅な短縮を実現

三次元測定機用測定プログラムを専門知識不要で簡単生成

プログラミングが難しい 教育を受けた人しか使えない 自動測定プログラム生成ソフトウェアによりクリックベースの直感的操作で、簡単に熟練者と同等の測定プログラムを自動生成が可能