専門知識と提案力を掛け合わせ、ミツトヨ商品と、お客様の架け橋になる。
N.M入社: 2018年 新卒入社職種: 技術営業
入社のきっかけ
大学は英米語学を専攻。 アルバイトでは、子ども向けの英会話教室の講師を務めた経験があり、語学力を活かせる企業を中心に就職活動を行う。 ミツトヨがグローバルに展開していることや、説明会の中で聞いた海外現地法人で活躍されている先輩社員の話に興味を持ち、入社を決めた。
現在の仕事内容
測定機器の知識と技術の専門家である技術営業として、画像・光学測定機を担当。 実機でのデモンストレーションや、お客様製品のテスト測定などを通じ、ミツトヨの測定技術の価値を伝える役割を担っている。
測定機器の
プロフェッショナルとして、
お客様の期待を超えていく。
エリアセールス(国内営業)職がお客様にとってのフロント・相談窓口とすると、私たち技術営業職は、お客さまの測定ニーズや課題に対して、より技術的な観点から測定機の選定および測定方法の提案をすることが役割です。 各測定機器のプロフェッショナルとして、専門的な知識・技術を駆使し、お客様の測定ニーズに応えています。 数μm(マイクロメートル)や数nm(ナノメートル)の世界で、長さや形状を正確に導き出す当社の測定機器ですが、どれだけ高性能・高精密な測定機器でも、使いこなすことができなければ、お客様にとっては意味をなしません。 だからこそ、商品の魅力や使用方法をいかに分かりやすく伝えられるかが技術営業の腕の見せ所。 そして、測定機器のポテンシャルを最大限に引き出し、お客様の期待を超えていくこと。 それが、私たちの役割だと考えています。
勝負は商品力だけでは
決しない。
私が介在する価値とは?
「どうして選ばれなかったのだろう?」。 入社2年目に担当したお客様への提案で、競合企業に負けてしまいました。 測定機の性能は決して劣っていない。 むしろ、勝っている。 それなのになぜ…。 疑問と危機感を抱いた私は、その原因を探りました。 振り返ってみると、商品力をアピールしたいがために、「こんな測定もできます」「こんな機能もあります」という点に比重を置いた、自分本位の一方的な提案をしていました。 その結果、操作が複雑で、難しそうな印象をお客様に与えてしまっていたのかもしれません。 「足りなかったのは、顧客視点だ」。 そう気がついた私は、提案のスタイルを見直していきました。 国内営業から、お客様のニーズをより深く聞き出し、求められている機能を明確にする。 測定機に組み込まれているプログラミングに詳しい先輩に指導を仰ぎ、操作性を上げる。 何よりも、お客様がものづくりの現場で、実際に測定機を使用する姿を想像することを心がけました。 リベンジのチャンスは、そこから数ヶ月後に訪れます。 競合相手は、前回と同じ企業。 「機能面でも、操作性でも、ミツトヨさんの提案が魅力的だった」――。 狙いはピシャリと当たり、今度は見事、お客様に選ばれることができたのです。 商品力ありきではなく、自分が介在する価値を感じられた経験として、いまでも強く印象に残っています。
より広く、より深い知識を。
今度は私が、
憧れられる存在へ。
尊敬する先輩が何人もいます。 ある先輩は、技術営業の枠にとらわれず多種多様な知識・技術を持っており、他部署からも頼られる存在。 私も少しでも近づけるように、「毎年、この1年でこれが出来るようになった!」といえるような成長をしていきたいと思っています。 例えばいま取り組んでいるのは「インライン測定」。 製造しながら同時に測定・検査をする方法なのですが、厳密に言えば私の担当領域外。 それでも知識があれば、提案の幅が広がり、よりお客様の期待に応えられるはずなので、積極的に学んでいる最中です。 一方で、特定の分野に深く精通している先輩への憧れもあります。 その先輩は、画像測定の知識が豊富で、どんな質問に対しても根拠を持って説明してくれます。 専門知識を自分のものにして、わかりやすく周りに伝える。 技術営業の理想を体現する姿は、やっぱりかっこいい。 ちょっと欲ばりかもしれませんが、幅広い知識も、深い知識も両方身につけて、お客様や社内から頼られる存在になること。 それがいまの目標です。 そして今度は、私が後輩から憧れられるような先輩になれたら嬉しいですね。
私が見つめる「測る」の先世界中の測定ニーズに応える。
将来的には、ミツトヨ全体の商品戦略を考える本部のポジションにも挑戦してみたいです。 このポジションの役割は、国内だけでなく、世界中の測定ニーズを汲み取り、新たなミツトヨ商品をカタチにする戦略を企てること。 その時には、学生時代に培った語学力を存分に活かしたいと思っています。