マニュアル オブ ザ イヤー2022受賞のお知らせ

受賞・メディア掲載
2022年11月08日

「読み手に寄り添う」構成や工夫が高く評価

弊社のアッセンブリタイプアブソリュートリニヤスケールABS AT1100シリーズのユーザーズマニュアルが「ジャパンマニュアルアワード2022」において「マニュアル オブ ザ イヤー 2022」を受賞しました。

 

アブソリュートリニヤスケールAT1100とは

AT1100は、機械や装置の駆動部に取り付け、その移動量、変位量を内蔵したスケールで検出し、デジタル値として出力する精密センサです。NC工作機械や半導体製造装置などさまざまな機器で使用されています。

制作作業を振り返って

AT1100は、取り付けたその機械の一部(精密センサ)として機能します。そのため、マニュアルの対象読者を「取り付けた機械の操作者」ではなく「機械に取り付ける技術者」に設定しました。それに伴い、機能ごとに説明することが一般的なマニュアルの構成を「セットアップ作業の順」に変更したことなどが、『マニュアル制作の基本である「読み手に寄り添う」が実現している』と高い評価をいただきました。また、今では一般的となっている「説明動画の採用」についても、『「動画を付ければ分かり易く出来る」ではなく、説明の基本はあくまでテキストであり「動画はテキストでは説明が難しい状況を補足する手段」として制作した』ことを高く評価していただきました。その一例が「NGな操作事例の紹介」です。「〇〇以下になるように調整する」という操作説明だけではなく、具体的なNG例を動画で示すことにより、テキストによる説明内容を具体的に補足しています。
斬新な点は特にありませんが、お客様に読んでいただいたとき、「分かり易い」と呟いていただけるようなマニュアルを目指して制作しました。

受賞に関する内容は、テクニカルコミュニケータ協会のWebサイトをご参照ください。https://jtca.org/tc_award/index.html

*ジャパンマニュアルアワードとは
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会*が主催する、日本で唯一の使用情報のコンテストです。
2007年に第一回目が開催された「日本マニュアルコンテスト」は、2019年に「ジャパンマニュアルアワード」に名称変更されています。
 

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