お知らせ・プレスリリース
ミツトヨレポート
模倣品に対するご注意
ミツトヨレポート

ユーザのみなさまにホットな情報をお届けする ミツトヨレポート

USER REPORT
可能性を切り拓くあくなき探求心で環境機器と産業機械をリードする
新潟県上越市 ウエノテックス株式会社 様
代表取締役会長 上野 秀正 様(写真左)、生産技術部 品質保証部 部長 柳 豊 様(写真右)

所在地 新潟県上越市柿崎区柿崎7396-10
設立 1965年4月(創業1937年)
事業内容 環境機器、産業機械受託生産、請負加工、クレーン開発製造
URL http://www.uenotex.co.jp/

雄大な日本海と、「越後富士」とも呼ばれる霊峰米山に囲まれた自然豊かな上越市柿崎区は、かつて佐渡と江戸を結んだ北国街道の宿場町として栄えた歴史ある地域です。同地で80年にわたって、ものづくりに勤しんできた産業機械メーカー、ウエノテックス様を訪問し、主力製品である破砕機の開発製造をはじめとする同社の事業についてうかがいました。
創意工夫の精神で独自技術を確立し一躍、環境機器のトップメーカーに
 ウエノテックス株式会社は、同社代表取締役会長 上野 秀正様のご尊父、上野保止様によって1937年に創業され、今年で80周年を迎えます。以来、長年にわたり、直江津など近隣地域に拠点を置く大手鉄鋼メーカーや化学メーカーの工場の設備改善やメンテナンスを中核事業としてきましたが、2000年に各種廃棄物処理やリサイクルに活用される破砕機の革新に成功し、特許を取得したのを期に破砕機の開発製造を中核とするメーカーとして歩みはじめました。
二軸破砕機
 同社の破砕機の特長は、本体の固定刃とローターの回転刃のかみ合わせの妙にあります。ハサミの原理をヒントに、これらの刃のかみ合わせを最適化した結果、従来製品と比べて半分程度の力で破砕物を切断できるほどの切れ味が実現。その技術を用いた製品「UCシリーズ」は、今や破砕機のトップブランドにまで成長しています。
 「当時は環境設備ビジネスがはじまったばかりの頃。破砕機の分野に参入を決意し、独自製品の開発に着手しました。ありきたりな製品をつくっても意味はないと、知恵を絞ってたどり着いたのが、このアイディアです。自社ブランドの製品が市場に評価されたことは、当社の成長に弾みをつけました」と代表取締役会長 上野 秀正様は語ります。
 開発、設計、機械加工、電気制御、さらには組み立てや据え付けにいたるまで、すべて自社で行うという、ものづくりへの徹底したこだわりも、同社製品が多数のユーザーから厚い支持を集める理由です。過酷な災害現場でも、同社製品は性能をいかんなく発揮しています。東日本大震災のがれき処理に導入された同社製品の性能の高さは国や地方自治体の関係者の知るところとなり、熊本地震の復興事業にも導入されてフル回転で活躍したといいます。その開発姿勢や技術力が評価され、同社は新潟県の経済振興賞、グッドカンパニー大賞など、さまざまな賞を受賞しています。
高度な品質保証体制によって事業領域拡大を目指す
工場外観
工場内天井クレーン
 同社は、「破砕機の開発・製造」のほかにも、「産業機械の受託開発」、「産業機械部品などの精密機械加工」、最先端技術を取り入れた「多様な産業用クレーンの開発製造」など、多岐にわたる事業を展開しています。
 なかでも、精密機械加工においての同社の強みを代表取締役会長 上野 秀正様は、次のように説明します。
 「私たちが注力しているのは、第一に大型の産業機械です。それに加えて、同時5軸加工機による複雑形状の加工、高いレベルの精度要求に応える精密加工も得意としています」
ミツトヨの大型CNC三次元測定機 FALCIO-Apex 203015
 精密加工を支える品質保証体制の中軸として、ミツトヨの大型CNC三次元測定機FALCIO-Apex 203015が高頻度にご活用いただいています。同社が受託、あるいは請け負う大型産業機械の部品のお客様からの品質に対する高いレベルの測定精度への要求に応えられることが、本機を選ばれた理由です。測定は、同社の工場内に設置している恒温恒湿の精密測定室で行われます。大型の測定物を測定室の環境に ならすための準備室も設置し、万全の測定環境で品質保証に取り組んでいます。
 測定する産業機械の部品はさまざまですが、たとえば直径1メートルもの大型サーボプレスの軸受にも、公差幅20ミクロンという高精度加工が求められることがあるといいます。
 今後、目指しているのが航空宇宙産業への参入です。「最高レベルの加工技術を求められる事業領域に足を踏み入れることは、技術レベルの向上にもつながります。そのような思いもあって、会長と社長はもちろん、私たちも航空宇宙産業への参入をずっと目標にしてきました」と生産技術部 品質保証部 部長 柳 豊様 は強調します。2011年には航空宇宙産業における品質マネジメントシステムJISQ9100を取得し、すでに航空機の部品を受注するなど、新たな目標に向け、同社は歩みはじめています。
 お客様のニーズを的確に捉え、“一品一様”の産業機械分野で、常に満足いただける製品づくりを続けてきたウエノテックス。全社一丸となって創意工夫に取り組む真摯な姿勢で、ウエノテックスは、今後、さらに躍進されることでしょう。

もどる