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ミツトヨレポート
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プレスリリース

2017.07.26

民間の認定事業者として日本初
長さの基準で国家標準と同等の性能をもつ
光周波数コム装置を用いた校正業務でJCSSの認定を取得
― 最高測定能力 1.1×10-13を達成 ―

株式会社ミツトヨ(本社:川崎市高津区、代表取締役社長:沼田 恵明)は、社内の最上位の長さの基準とすべく、光周波数コム装置を産業技術総合研究所の指導のもと、弊社 つくば研究所にて開発してきました。
この度、本年4月28日に、この光周波数コム装置を基準とする校正業務のJCSS認定を取得した民間の認定事業者として日本で初めて登録されました。これにより、長さの国家標準と同等の性能をもつ光周波数コム装置を頂点としたミツトヨのトレーサビリティ体系を構築しました。

1メートルの長さの定義は、光が真空中を299 792 458分の1秒間に進む距離です。
光周波数コム装置は、時間の国家標準にトレーサブルな基準周波数発振器を基準に正確な光周波数を発生させることのできる「光周波数のものさし」です。この装置により長さの基準として使われている よう素分子吸収線波長安定化He-Neレーザ装置等の正確なレーザ光の波長である「長さのものさし」を校正することができます。

光周波数コム装置は、今までのミツトヨの長さの基準であった特定二次標準器の よう素分子吸収線波長安定化He-Neレーザ装置を基準とした校正の最高測定能力4.2×10-11の約380倍という、世界トップレベルの最高測定能力1.1×10-13を達成しました。
今までの最高測定能力は、東京から博多までの約1000kmを髪の毛の太さくらい(約0.05mm)の精度で測定する能力に相当し、光周波数コム装置の最高測定能力は、地球から月までの距離(約38万km)を髪の毛の太さくらいの精度で測定する能力があります。
光周波数コム装置の基準である基準周波数発振器は、産業技術総合研究所の時間の国家標準である原子時計とトレーサブルであり、GPSを介した遠隔校正により約960秒周期で常時校正されています。
また、光周波数コム装置のシステム性能を確認、維持していくために、社内に2台の光周波数コム装置を整備し、定期的に相互比較評価を行い、最高の性能を確保しています。

ミツトヨは日々進化する技術と向き合い、ミツトヨ商品の国家標準へのトレーサビリティと商品保証の基盤を今まで以上に強固なものとし、これらを通じてお客様からの信頼に応え、精密測定を通じてお客様の事業発展に貢献してまいります。

 

[お客様からの問合せ先]
株式会社ミツトヨ 国内営業推進部 電話(044)813-5410 ファクス(044)813-5433

 

hikri.jpg光周波数コム装置の外観

 Nagasa.jpg

光周波数コム装置の概念図

【参考資料】

touroku_1.jpg touroku_2.jpg
JCSS登録証

 nintei_1.jpg nintei_2.jpg
JCSS認定証