株式会社ミツトヨはDigital Surf社と3D表面性状解析のソフトウェアでOEM契約を締結

企業・経営 プレスリリース
2012年06月28日

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 株式会社ミツトヨ(本社:川崎市高津区、代表取締役社長:中川 徹)は、Digital Surf社(フランス・ベザンソン)と2012年2月24日にDigital Surf社のMountains Technology®に基づいたソフトウェア「MountainsMap」をミツトヨの商品名「MCubeMap エムキューブマップ」として、CNC表面性状測定機フォームトレーサエクストリームシリーズをはじめとするミツトヨ商品向けに提供することに合意、OEM契約を締結しました。本年秋より国内販売を開始します。

 近年、工業製品の高機能化に伴い、部品表面の機能が製品の性能に重要な役割を担うようになってきています。このような状況を反映して、従来の輪郭曲線による評価に加え、面領域での表面性状から表面機能を捉えることが必須となってきました。
 そこでミツトヨは、ISO規格準拠の3D表面性状解析を可能にした製品を提供してきたDigitalSurf社のMountains®を採用し、いちはやく、ユーザニーズにお応えすることにしました。

 「MCubeMapエムキューブマップ」は、直感的な環境により、測定された試料の表面性状および輪郭形状を可視化するとともに、それらの解析結果の複数ページにわたるレポート作成を簡単に実現するなど、より幅広いソリューションを提供します。また、3D解析結果はあらゆる表示角度、倍率においてリアルタイム描画を実現します。

 「MCubeMapエムキューブマップ」の最大の特長のひとつとして、表面性状の分析機能を有し、最新のISO 16610 に基づく高度な表面粗さとうねりのフィルタリング技術と距離、角度、面積、体積、厚さ、段差高さの幾何学的分析を結びつけたISO 25178 3D パラメータの解析が可能です。各表面計測のレポートには、極め細かいチューニング機能と完全な計測トレーサビリティを提供する階層的解析のワークフローを備えています。さらには、繰返し測定において、ワークフローの自動化により解析の効率化を実現します。

 「MCubeMapエムキューブマップ」が搭載可能な測定機器は、ミツトヨのCNC表面性状測定機「サーフテストエクストリームSV-3000CNC」、「フォームトレーサエクストリームCS-5000CNC」で、今後、非接触3D計測システム 「クイックビジョンWLIシリーズ」、他への機種拡大を予定しています。

Digital Surf社

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 1989年創立、2Dならびに3D側面計、光学顕微鏡、スキャニングプローブ顕微鏡を始めとしたあらゆる種類の測定機器用表面分析ソフトウェアの専門メーカです。

 Digital Surf社のMountains Technology®に基づいた画像・分析ソフトウェアは、先進の機器メーカに導入されております。数千のラボや航空機、自動車、化粧品、エネルギー、MEMS、材料研究、医療、金属、ナノ構造、光学、製紙、PCB、プラスチック、ポリマー、印刷、半導体など多数の産業界で使用されています。

本件に関するお問合せ先

株式会社ミツトヨ 営業本部 営業技術部

電話:(044)813-1623

ファクス:(044)813-5433

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