お客様への「魅せ方」をも考えながら、
先端光学を駆使した測定機を作り上げる。

商品開発(光学)

2006年入社

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非接触式三次元測定機はミツトヨを代表する商品の一つだが、その性能に大きく影響するコア技術こそ光学設計だ。2006年入社の彼女は、大学・大学院で量子光学を修めた「光のスペシャリスト」。日々業界の常識を塗り替える新技術に挑みつつ、二児の母として家事もこなす。「良い環境 良い人間 良い技術」を体現する技術者の素顔とは。

Q.01入社動機を教えてください

大学・大学院で学んだ量子光学を、
世界的ブランド「ミツトヨ」で活かしたい

私は大学・大学院を通して量子光学を専攻しており、レーザーやレンズなどの光学機器を扱っていました。ミツトヨは当初ノギスのイメージしかなかったのですが、就活中にトップクラス、かつスペシャリティの高い製品も多いという技術力の高さ、それにも拘らず、一人ひとりの裁量が大きく、若手のうちから新商品開発など第一線のエンジニアとして活躍している社員も多いと知りました。参加した工場見学でミツトヨが自社でレンズを設計・製造している事を知り、「精密測定機メーカーにおけるレンズ設計」という仕事に興味を持ちました。光学の知識を活かしたモノづくりエンジニアとして成長できる環境で仕事がしたいと考えていた自分にとって魅力的な環境だと感じ、入社を決めました。

Q.02現在の仕事を教えてください

非接触センサの開発を通じ、
「三次元測定の新たな付加価値」を創造

入社後は希望通り、測定機器のレンズ設計を中心とした様々なプロジェクトを経験させてもらいました。携わる工程も幅広く、技術情報のリサーチに始まり、仕様策定、設計、試作、評価、さらに生産の立ち上げまで、自分が主体となってプロジェクトを進めています。現在取り組んでいるのは、ミツトヨ製品『TAG LENS』の非接触センサ開発。具体的には、複数個所で用いられるレンズの設計・評価を行っています。レンズの性能は、測定精度に大きく影響するコア技術の一つ。ミツトヨの非接触三次元測定用センサにさらなる新しい付加価値を創造する、重要な仕事と認識しています。

Q.031日の流れを教えてください

タイムラインが長いものは横へスクロールできます

  • 8:30
    出社・メールの確認

    出勤後は、前日までに来ていたメールに返信し、前日にメモしておいた一日の計画を確認しています。

  • 12:00
    昼食

    社員食堂で食事をとります。おいしいですし、お昼休みになるのが楽しみです。

  • 14:00
    光学設計業務

    光学設計用のCADを駆使して、さまざまなシミュレーションを行い、レンズの設計を行います。光は目に見えませんが、シミュレーションでは光線を可視化することができるので面白いです。

  • 10:00
    課題対応打ち合わせ

    ほとんどの仕事は最初からうまくいくわけではなく、さまざまな課題があります。課題を洗いだし、優先すべき対応をプロジェクトメンバーと決めていきます。

  • 13:00
    進捗打ち合わせ

    チーム内での業務や進捗の確認、今進めている仕事内容の情報共有を行います。

  • 16:15
    退社

    明日一日の計画をメモしておいて、退社します。
    ※育児のための時短勤務(-1時間)をしています。

  • Q.04仕事の面白さを教えてください

    世界のトップブランドとして、
    常に「初めて」の技術に挑み続けられる

    ミツトヨは精密測定機器の分野で世界的なブランドであるため、常に「他社が手掛けていない、新しくて面白いモノづくり」に挑む機会があります。私が現在取り組んでいる『TAG LENS』もその一つ。通常のレンズは単焦点で、フォーカスした距離のところにしかピントが合いませんが、このレンズは特殊な仕組みにより、近くから遠くまでどの距離にもピントが合う「全焦点」を実現したのです。原理を発明したプリンストン大学やミツトヨの米国研究所と連携して完成した、従来のピントの概念を覆す画期的な商品でした。そして最もワクワクするのは、こうして苦心して作り上げた製品が展示会などで発表され、お客様に触ってもらえたとき。喜んでいただけたときの達成感は格別です。

  • Q.05これから挑戦したいこと

    お客様のニーズを意識した、
    「提案型の商品開発」に挑戦したい

    私は常々、自分が開発に携わった製品を一人でも多くの方に使っていただき、喜んでいただきたいと考えています。そのためにはただ「良い製品を作る」だけでは不十分であり、マーケットを意識したアピールも欠かせません。特にTAG LENSのように新しい付加価値を持つ製品の場合、従来の製品と異なる特徴をデモンストレーションなどで理解していただく必要があり、私も営業の方と一緒に製品の「魅せ方」を考えています。今後の目標は設計開発だけにとどまらず、お客様のニーズを敏感にとらえた提案型の商品開発を実現すること。これからもミツトヨならではの精密測定技術で、社会に貢献していきたいと考えています。

一緒に働く上司から見て一言

光学設計のエキスパートして脂がのっている時期であり、光学チームには欠かせない存在になっています。
普段は、仕事の話がメインですが、私も小学生の娘がいるので、たまに"小学生の子供あるある"で盛り上がったりもしています。

MESSAGE

性別やライフステージに関係なく、
技術者として成長し続けられます

ミツトヨでは若い社員でも意欲さえあれば製品のコア部分を設計することができるため、技術者として成長するには最適な職場だと思います。働きやすい環境も魅力です。私には二人の子どもがいますが、育児休暇後の復帰もスムーズにできましたし、現在も時短勤務で光学設計業務と育児を無理なく両立できています。制度が整っているだけでなく、会社全体でワークライフバランスへの理解が深まっているおかげではないでしょうか。いつまでも新しいことに挑戦し続けたいという方、ぜひ、一緒に成長していきましょう。

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