センサ・装置組込ユニット総合カタログ
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■ ステム● マイクロメータヘッドを保持する部分で、形状では「ストレートタイプ」と「ナット付きタイプ」に分類されます。ステムのサイズは、マイクロメータヘッド本体に合わせ最適な寸法に設計されており、ステム直径は軸の寸法許容差h6を採用しています。■ 測定面● 測定装置として使用されるケースでは、平面タイプが一般的に使用されて● 取付方法は、「ナット付きステム」タイプが簡単で確実に固定できます。「ストレートステム」タイプでは、割り締めや接着などの加工が必要ですが、適用範囲が広く、最終取付時に前後方向へ多少位置調整ができる利点があります。● 汎用的に使用できるいくつかのタイプの取付金具を、別売品としてご用意● 送り装置として使用する際、球面タイプを採用することでマイクロメータヘッド取付部分の傾きによる誤差を最小限におさえることができます(図-A)。同じ工夫ですが、スピンドル側を平面タイプにし、相手に超硬ボール等を取り付ける方法もあります(図-B)。● 相対位置関係が比較的不安定な場合や、より精度を必要とする場合は、回● ストッパのように耐久性を必要とする場合は、平面対平面タイプが優れてしています。います。転防止装置付きをお薦めします(図-C)。います。平面球面ストレートステムナット付きステム回転防止装置図-A図-B図-C精密測定機器の豆知識マイクロメータヘッド編■ スピンドル直進●スピンドル直進タイプは測定物に対してねじれの影響を与えないため、測定物の回転を防ぎ、変形、摩耗がおさえられます。■ スピンドルピッチ●標準品(0.5 mmピッチ)●1mmピッチ 位置決めなどで、素早いセッティングができます。また、0.5mmの読み誤りを防ぐことができます。ねじ山が大きいので耐荷重にも優れています。●0.25 mm、0.1 mmピッチ 微動送りや細かい位置合わせに便利です。3-66選択のポイント選択のポイントには、測定範囲、測定面、ステム部、読み取り、シンブルの大きさなどがあります。それぞれの内容を参考に、目的にあったマイクロメータを選択してください。

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