ミツトヨ精密測定機器・総合カタログNo.13-51版
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A-32AA-32工程能力指数Cpの具体例(両側規格の場合)Cpは単に許容限界と工程のばらつきの関係を表したものであり、工程平均の位置は考慮されていないことに注意が必要です。<参考> 規格中心と工程平均のずれを考慮した工程能力指数を一般的にCpkといい、上側公差幅(USL-平均値)または下側公差幅(平均値-LSL)を工程能力の半分である3σで除した値のいずれか小さい方の値を採用します。■管理図 control chart工程における偶然原因によるばらつきと、異常原因によるばらつきを区分して工程管理するものであり、1本の中心線(CL)と、その上下に合理的にきめられた管理限界線(UCL、LCL)から構成されます。工程の状態を表す特性値がプロットされたとき、すべての点が上下の管理限界線内にくせがなく並んでいれば、統計的管理状態にあるとみなすことができます。管理図は工程管理用として有益な道具です。■偶然原因 chance causesばらつきの原因の中で、比較的重要度の低い因子。原因を突き止めても取り除くことが技術的あるいは経済的に困難なものをいいます。■X-R管理図 工程についてもっとも多くの情報が得られる管理図で、工程を管理する場合に用いられます。工程平均値のかたよりの異常を監視するために、サブグループごとの平均値によって管理するX管理図と、ばらつきの異常を監視するための範囲によって管理するR管理図で構成されます。両者は通常併用して使われます。参考文献・日本規格協会 JISハンドブック 品質管理  Z 8101:1981  Z 8101-1:1999  Z 8101-2:1999  Z 9020:1999  Z 9021:1998※A-31~A-32の精密測定機器の豆知識「品質管理編」は日本規格協会 JISハンドブック 品質管理を参考の上、弊社の独自の判断による内容を掲載しています。■管理図の見方管理図の点の動きを解釈するために用いる代表的な判定基準を下記に示します。この判定ルールは、あくまでも一つのガイドラインであり、実際に判定ルールを決める際には、工程固有の変動を考慮して決める必要があります。上方管理限界と下方管理限界は中心線から3σの距離にあるとして、以下のルールを適用するために管理図をそれぞれ1σ間隔で六つの領域に分けます。以下のルールはX管理図とX管理図に適用できます。これらの基準は正規分布を前提としています。σ6σLSLUSLσ6σ8σLSLUSLσ6σ10σLSLUSL公差に対して余裕がなく工程能力はぎりぎりCp = 1公差に対して±1σの余裕があり一般的に許容できる工程能力の最小値Cp = 1.33公差に対して±2σの余裕があり工程能力は十分あるCp = 1.67上方管理限界線(UCL)中心線(CL)下方管理限界線(LCL)群番号1 2 3 4 5 6 7UCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ① 管理限界線(±3σ)を越えた1点UCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ② 中心線の片側に連続した9点UCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ③ 連続して増加または減少する6点UCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ④ 交互に上下する連続した14点UCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ⑤ 連続する3点のうち2点が中心線の  両側±2σを越えているUCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ⑥ 連続する5点のうち4点が中心線の  両側±1σを越えているUCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ⑦ 中心線から±1σ内に位置する  連続した15点UCLLCLXX+3σX+2σX+1σX-1σX-2σX-3σ⑧ 中心線から±1σを越えた領域にある  連続した8点

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