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NEW TECHNOLOGY TREND
「ミツトヨのゲージブロック」
宮崎工場 技術課 山中 誠

新シリンダゲージCG-AX/CGB-X/CGM-Xシリーズ
ミツトヨゲージブロックは、精密測定機器メーカが自ら造る“長さ”の基準器として、その精度、品質、耐久性いずれにおいても内外から高い信頼をいただいております。また、マイクロメータと並んで古くから研究開発されてきた商品でもあり、1942年に自社製ゲージブロック(マイクロメータの完成品検査用)の生産を開始以来70年の歴史があります。
ミツトヨゲージブロックの特長の一つとして、鋼製ゲージブロックをはじめとした、極薄ゲージブロックや長尺ゲージブロック、ゲージブロックアクセサリ、スケヤゲージブロック、セラブロックなどバリエーション豊かなラインアップが挙げられますが、近年はこれに加えて、高精度な温度補正を可能とした「熱膨張係数付ゲージブロック」や、工作機械や測定機器などの 温度補正値の校正に最適な「ゼロセラブロック」など新たな高精度時代の要求にお答えする商品もリリースしています。ここでは、セラブロックをはじめとしたミツトヨゲージブロック、アクセサリ類の一部を紹介します。
セラブロック
ミツトヨの鋼製ゲージブロックは、特別な材料を使用し安定化処理など様々な工程を経て硬度、経年変化、耐磨耗性、耐錆性などについて十分考慮されたものですが、これより更に優れた耐久性と使い易さを追求して開発されたのが「セラブロック」です。ジルコニアセラミックスの焼成プラントと、超精密加工技術及び超精密測定技術により生まれたセラブロックは、鋼製ゲージブロックの問題点をすべて解消しています。
錆びません。
素手で取り扱え、多湿の場所でも使用後の防錆処理が不要です。
優れた耐磨耗性です。
鋼製に比べて10倍の耐磨耗性があり、ライフサイクルが長くなります(図-1、図-2)。(弊社比)
図-1 耐磨耗性
図-2 平面度
表-1 セラブロックの材料について
※セラミックスは一般的に熱伝導率が小さく、周囲の温度環境の影響を受けにくいという
長所がありますが、逆に温度変化の激しい環境で使用される場合は注意が必要です。
経年変化がほとんどありません。
ゲージブロックのJISでは許容される経年変化量が±0.045μm/年(K級・0級、100mmの場合)となっていますが、以下の通り、セラブロックの経年変化量は測定の誤差範囲内であり、ほとんど変化がありません。このため鋼製に比べて校正周期を長く設定する事が可能になります(図-3)。
図-3 セラブロック経年変化(100mmの場合)
磁化せず鉄粉等が付きません。
温度変化の影響を受けにくく(熱伝導率が小さい)、鋼に近い熱膨張係数です(図-4)
図-4 熱膨張係数が鋼とわずか 1.5×10-6/Kの差
落下等の衝撃に強く、割れにくいセラミックスです。
今まで使用中に割れたという例はなく、十分な実用強度を持っています。
読みやすいマーキングです。
独自の刻印技術により、黒く鮮明なマーキングは消える事がありません。
均一で緻密な組織により、高い密着力を持続します。
硬く傷がつきにくい材質です。
測定面に傷が入った場合でも、かえりが出にくく、万一発生した場合には、セラミックス砥石“セラストン”で除去できます。
スケヤゲージブロック
ゲージブロックの形状には、長方形断面である「レクタンギュラゲージブロック」の他に正方形断面の「スケヤゲージブロック」があります(図-5)。
このスケヤゲージブロックは米国で開発され、中央に穴を設けているため、その応用範囲はレクタンギュラゲージブロックとは比較にならない程広いものがあります。
図-5 ゲージブロックの形状
リンギング後、中央の穴を利用して確実に固定が可能
スケヤゲージブロックの中央の穴を利用し、ゲージブロックをリンギングした後、アクセサリのタイロッドなどを通し、ねじで確実に固定することができます(図-6)。
図-6 ねじで確実に固定
高さ基準器が容易に製作可能
平形ジョウ、ベース等の利用により精密高さ基準器などが、容易に、しかも安価に製作できます(図-7)。
図-7 高さ基準器
専用の基準器や測定治具が容易に製作可能
測定器の定期検査用に弊社のキャリパチェッカのような各種基準器や専用測定治具が容易に、しかも安価に製作できます(図-8)。
図-8 専用基準器
断面寸法「24.1×24.1mm」の広い測定面
立てても、横にしても安定した姿勢を保持、刃工具の位置決め、サインバーの測定、デプスマイクロメータの検査など、応用範囲の広い測定が可能です(図-9)。
図-9 広い測定面
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