高速高精度非接触形状測定機 ラウンドトレーサフラッシュをリリース

商品 プレスリリース
2021年04月12日

株式会社ミツトヨ(本社:川崎市高津区、代表取締役社長:沼田 恵明)は、世界中の計測で活躍が期待される、「ラウンドトレーサフラッシュ」を販売開始いたします。この非接触測定ユニットは、ミツトヨの形状測定機のラインナップに、更なる高速性と汎用性をもたらすことを期待しています。

ラウンドトレーサフラッシュの画像読み取りは、両側に並んだ二つの2次元画像ユニットからできており、取り込まれた画像は、様々なセンサーによって取得された後に組み合わされ、ステッチングエッジでの不連続性やギャップがゼロになるように画像が生成されます。

ラウンドトレーサフラッシュは、センサーや部品を上下に動かすことなく、最大300㎜(S300モデル)の長さの部品を測定することができ、瞬時に測定をすることが可能です。この商品は、測定個所が測定物にどのように配置されているか関係なく、驚くほど高速に、わずか約2秒間で100回の静的測定が可能です。

これらの2D画像を取り込む際に、Z軸の移動を必要としないため、測定形状と部品形状の繰り返し性が数百万サイクルにわたって安定し保つことが可能になります。また、この機構により、測定システムに必須なメンテナンスを最小に抑えることができます。

ラウンドトレーサフラッシュは、非接触測定市場で必要な測定と分析に合わせて、使い易さも提供します。計測の専門者が測定する必要がないという考えも念頭に設計されており、測定機自体はボタンを1回押すだけで測定が実行できます。また、表示画面は直感的で柔軟性があり、測定者の作業プロセスを可能な限り高速かつシンプルにします。

この商品の開発におけるもう一つの重要な要素は、使い易さだけではなく、スマートファクトリへの実装のしやすさにあります。本体には、データ出力とコード読み取りに使用できる7つのポートを実装しています。そのため、外部ロボットシステム等と組み合わせる事で、測定物の機械への取り込みを自動的に行うことができます。

機械の標準的な装備はもとより、サイズに関係なく、製造施設で大きな力を発揮することが期待されます。

ミツトヨは日々進化するものづくり未来へ、精密測定で社会に貢献しています。

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