世界最速クラスの焦点距離可変レンズ -TAGLENS™シリーズ発売-

商品 プレスリリース
2019年04月11日
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TAGLENS-T1

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コントローラ

 

株式会社ミツトヨ(本社:川崎市高津区、代表取締役社長:沼田 恵明)は、TAGLENS™シリーズの発売を開始致しました。TAGLENS™シリーズは機械的な駆動を必要とせず、要求の厳しい非接触の超高速検査に最適な商品です。
TAGLENS™シリーズは検査の未来を変え、生産性を大幅に向上させます。
TAGLENS™シリーズに使われている特許技術は、プリンストン大学の教授であり世界的に有名な材料工学およびレーザ技術の専門家であるCraig B. Arnold氏が率いるチームによって発明され、後にCraig B. Arnold氏とプリンストン大学の卒業生であるChristian Theriault氏によって共同で設立されたTAG Optics Inc.によって開発・商品化されました。その技術を融合し更に発展させるため、2016年に株式会社ミツトヨはTAG Optics Inc.の過半数の株式を取得致しました。

TAGLENS-T1は米国(ワシントン州カークランド)のMitutoyo Optics Manufacturing America Corporationで製造されている超高速焦点距離可変レンズであり、最先端技術の採用によりナノ秒レベルの分解能を実現したコントローラを有しています。また、ソフトウェアはソフトウェア開発キットを提供しており、お客様はTAGLENS-T1の性能を独自のシステムにシームレスに組み込み、制御することが可能です。
TAGLENS-T1は70kHzという速さで焦点距離を変えるという独自の技術を有しており、エレクトロニクス、成形品の製造、医療、食品包装等の多種多様な市場で幅広い品質保証プロセスにおける生産性向上とコスト削減に貢献します。また、TAGLENS-T1は、ロボットアーム等の振動や衝撃が発生する環境においても、高い光学性能を維持しながら使用することが可能です。

 

ピント合わせの時間短縮_3.jpg

 

また、TAGLENS™シリーズとあわせて、この度、TAGLENS-T1を搭載できる顕微鏡ユニットVMU-T1を商品化致しました。VMU-T1は、株式会社ミツトヨが販売する対物レンズ M Plan Apoシリーズと組合せて使用することにより、同様の顕微鏡システムと比べ最大で従来の20倍程度の焦点深度を確保する事が可能です。このような焦点深度の増大は、機械的なZ軸駆動の必要性を軽減し複雑な形状を有する部品検査の時間を大幅に短縮できます。

 

▼従来のレンズ▼TAGLENS-T1+従来のレンズ

Z軸駆動無しに2_j.jpg

▼顕微鏡ユニット VMU-T1

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主な仕様

TAGLENS™シリーズの詳細情報については、カタログをご参照ください。

本件に関するお問合せ先

株式会社ミツトヨ 国内営業推進部

電話:(044)813-5410

ファクス:(044)813-5433

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