会社案内パンフレット
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15輸出のはじまりから海外法人設立までミツトヨは創業当初から世界を目指していました。1954年にアメリカで開かれた第1回国際計量器会議と展示会に、沼田惠範は日本代表として参加。精密測定機器の世界的な動向や自社の位置づけを確認する絶好の 機会となりました。この経験がその後の輸出の足掛かりとなり、1963年には初の海外拠点をアメリカに設立し ます。続いて1968年にはドイツに販売会社を設立。以来、 南米、ヨーロッパやアジアなど、世界各国にネットワークを拡大していきました。1934年、東京蒲田で創業者沼田惠範が当時ほぼ100%輸入に頼っていたマイクロメータの国産化を目指したのがミツトヨの歴史の始まりです。1936年には社名を「三豊製作所」へ。やがて研究の成果も現れ、ようやく販売用の最初の量産ロット100個が完成しました。このとき、良品の中から完全無欠な17個だけを残し、残りの83個は従業員一同で工場敷地に埋めたのでした。これは、検査を甘くして品質・性能に妥協はしないという決意の証で、全員の心を引き締めるものでした。1934年に小さな研究所からスタートし、世界にその名を知られるグローバルカンパニーへと飛躍を遂げたミツトヨ。すべては、「事業を通じて世の中の平和と人々の幸福に貢献したい」という創業者 沼田惠範のひたむきな情熱から始まりました。その志は、変化する時代の中で今も変わらず受け継がれています。志を受け継ぎ、世紀を超えて米国市場への拠点進出(1963年)ミツトヨのあゆみ1954-世界への進出1934-三豊製作所の誕生へ海外の新聞で紹介される創業者 沼田惠範(1954年)溝の口工場(現本社)操業開始(1940年)創業当時の蒲田工場の模型(沼田記念館)マイクロメータの国産化を目指して

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